現代ポートフォリオ理論「卵は一つのカゴに盛るな」

あなたはどんな手法でFXトレードをしていますか?

 

ドル円を使ったトレンドフォローの順張り?

 

それとも

 

経済指標後のユーロドルの乱高下を狙い撃ち!?

 

中にはドル南アフリカランド(USD/ZAR)とかマニアックな通貨ペアを選ぶ人もいるかもしれません。

 

FXはどんな通貨ペアでトレードしたっていいんです。

 

どんな手法でトレードしたっていいんです。

 

(勝てるならね・・・)

 

でも、そうやって「聖杯探しの旅」に出かけることになった方もいるのではないでしょうか。

 

とは言うものの、一つの手法でトレードするというのもリスクが大きいとも考えられます。

FXであれば、色んな手法を持っていた方が有利というものです。

 

相場にはこんな言葉があります。

 

「卵は一つのカゴに盛るな」

 

それでは、今回のテーマ「現代ポートフォリオ理論」を見ていきましょう。

 

 

卵は一つのカゴに盛るな

これは株式相場の格言です。

 

卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということ。

野村證券 | 卵は一つのカゴに盛るな(証券用語解説集)

 

まさに解説不要のそのままの意味ですね(^^;)

 

たとえば、資産を一つの口座に入れて、一つの手法で運用した場合、もし失敗してしまうと資金がなくなってしまいます。

 

これが卵が割れた状態です。

 

しかし、複数の口座で運用したり、複数の手法で運用すれば、そのうちの一つがダメになっても、他の資金は影響を受けません。

複数の手法ではなくても、一つの手法で複数の通貨ペアで運用するという方法も考えられます。

 

といっても、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円のように、相関性が高い通貨ペアばかりで同じ方向にエントリーしてもポートフォリオになりにくいとも言われます。

 

これらの通貨ペアは同じ方向に動きやすい性質を持っているのです。

 

このように同じ方向に動きやすいことを「相関性が高い(相関関係がある)」などと言うことがあります。

 

反対に逆の方向に動きやすいことを「逆相関」と言います。

 

ドル円とユーロドルなどは逆相関ですね。

 

 

現代ポートフォリオ理論

卵の話を、もう一歩踏み込んでみましょう。

 

現代ポートフォリオ理論です。

 

 

 

ポートフォリオとは、書類を入れるケースですね。

 

また、「ポートフォリオを提出する」というときは、これまでに作った「作品集」を指します。

 

経済や金融でいう「ポートフォリオ」とは、一般的に「現代ポートフォリオ理論」を指します。

 

現代ポートフォリオ理論は、「モダンポートフォリオ理論」と呼ぶことがあります。

 

金融資産への投資比率(ポートフォリオ)を決定する理論。1952年にハリー・マーコウィッツによって発表された論文を端緒として研究が進められた。投資におけるポートフォリオの収益率の平均 (期待値) と分散のみをコントロールするという特徴がある。現代ポートフォリオ理論から発展した資産価格決定モデルとして資本資産価格モデル(英: capital asset pricing model, CAPM)がある。

現代ポートフォリオ理論 – Wikipedia

 

いやぁ、難しいっすね…。

 

もっと噛み砕いてみましょう。

 

ざっくり言うと、ポートフォリオとは、投資家の金融商品の組み合わせを指します。

 

そして、投資家はなぜ金融商品を組み合わせるのか(分散するのか)というと、先ほど書いたように分散することによってリスクが分散されるからです。

 

さらに、ポートフォリオの凄いところは、リスクが最小化され、リターンが最大化されることです。

 

凄い!

 

複数のEA(自動売買ソフト)のバックテストをマージ(併合)してみると、収益は合算されるのに最大ドローダウンは軽減されるという現象がよく起こります。

それこそがポートフォリオの素晴らしい恩恵と言えますね!

 

凄いポートフォリオに見えますが、実はみんなけっこうやっているんです。

 

たとえば、今FXをやっているあなたは、収入を増やそうと思ってFXをやっていませんか? 

 

会社の収入に依存するのは危ないと思ってFXをやっていませんか?

 

夫の収入に依存したくないって方もいらっしゃると思います。

 

こうやって意識的にリスクを分散させるのも立派なポートフォリオと言えます。

 

FXの手法を分けることはもちろん、FXにこだわる必要だってないんですよ!

 

株をやったっていい、先物をやったっていい、コンピュータが得意な人はそのスキルを身につけるのだっていいんです。

 

人生ポートフォリオです。

 

ウォーレン・バフェット「分散とは無知に対するリスク回避」

素晴らしいポートフォリオですが、異なる意見も存在します。

 

FXをやっている人なら知らない人はいないだろう、世界一の著名投資家、ウォーレン・バフェットさんです。

 

彼はこう言いました。

 

分散とは無知に対するリスク回避だ。だから勝手知ったる者にとって分散手法はほとんど意味を成さない。広範囲な分散投資が必要となるのは、投資家が投資にうとい場合のみだ。50から75の銘柄管理は私の手に余る。ノアの箱舟の投資をすれば、結局は動物園みたいなありさまになるだけだ。私は数銘柄を大量に持つのが好きだ

ウォーレン・バフェット

 

彼が言うと説得力が増しますよね。

 

とはいうものの、ウォーレン・バフェット氏も、「数名柄を大量に持つ」というだけあり、1銘柄だけではないことが分かります。

 

ちなみに彼が保有する銘柄で有名なものは、ウェルズ・ファーゴ、コカ・コーラ、アメリカン・エキスプレス、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などなど。

 

これらの銘柄を成長する前から保有していたってどんだけ凄いのでしょう。

 

パイオニア株を取引し続けた立花義正

もう一人、日本にもポートフォリオとは逆のことをしていた投資家がいます。

 

彼らの名前は立花義正さん。

 

著書に『あなたも株のプロになれる』があるので、ご存知の方も多いと思います。

 

彼は、パイオニア株だけをひたすら取引するという、根っからの一筋でした。

 

多くの銘柄を見たり、複数の手法で取引しないという「違う見方」を勉強することができます。

 

FXでも「ドル円のスキャルピングだけ」という方も多いですよね。

 

どれが正しいかではなく、どれが自分に合っているのかを見つけることが大切なのかもしれません。

 

 

通貨ペアで分散する

ポートフォリオが良いと言いながら、「アンチ分散」みたいな例を見てしまいました…。

 

さて、気分を入れ替えて、通貨ペアで分散する方法を見てみましょう。

 

為替相場はそのときどきによって主役となる通貨が変わります。

 

たとえば、「米国の利上げ」がテーマだと、為替相場の主役は米ドルになります。

 

2016年6月の「イギリスのEU離脱」、いわゆるBrexit(ブレグジット)がテーマのときは、英ポンドが主役でした。

 

もう少し遡って、2010年頃の「欧州債務危機」がテーマのときは、ユーロが大きく動きました。

 

このように、そのときどきによって主役となる通貨が変わるのです。

 

反対に、主役ではない通貨ペアは、それほど大きな動きを見せなかったりします。

 

大きく動く通貨ペアをトレードする、あまり動かない通貨ペアをトレードするのも一つの分散と言えるでしょう。

 

また、地域を活用するのもオススメです。

 

一般的に近い地域の通貨は動きが似ています。

 

たとえばオセアニアの豪ドルとNZドルを組み合わせた豪ドルNZドル(AUD/NZD)はレンジ相場を形成しやすくなります。

 

ほかに、欧州のユーロとポンドを組み合わせたユーロポンド(EUR/GBP)もレンジ相場を形成しやすい通貨ペアです。

 

このような通貨ごとの特性を知ることも、トレードする上で大切なので覚えておきましょう!

 

手法で分散する

手法を分けるのも分散の一つの方法です。

 

FXの一日の流れを考えてみましょう。

 

東京時間はトレンドが発生しにくく、ロンドン時間、ニューヨーク時間は参加者が多いため、トレンドが発生しやすくなります。

 

そこで、東京時間(9時〜15時)の間は逆張りでトレードする、夕方以降は順張りでトレードするという考え方もできます。

 

一般的にレンジ相場では逆張り手法が強く、トレンド相場では順張り手法が強くなります。

 

一方、レンジ相場では順張り手法はダマシに遭いやすく、トレンド相場では逆張り手法がダマシに遭いやすくなります。

 

これらの手法を同時に運用することで、レンジ相場では逆張りが利益を出し、トレンド相場では順張りが利益を出すシステムを作ることも可能ですね!

 

このように相場に合わせた手法を上手に使い分けることで、ドローダウン(資金の目減り)を最小限に抑えることができ、かつリターンを最大化することができるようになります。

 

これこそがポートフォリオのもっとも有効な使い方と言えるでしょう。

 

まとめ

 

ポートフォリオはとても奥が深いものです。

 

分散を推奨する人もいれば、そうではない意見があるのも分かったと思います。

 

まずは色々な考えを知り、自分の中で咀嚼して、試行錯誤してみましょう^^

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