チャート分析の基本を押さえよう
そもそもFXのチャート分析とはどのようなものなのか?というのを知らなくては元も子もないです!
まずはFXのチャート分析について説明していきますね。
FXのチャート分析とは別名「テクニカル分析」とも言われています。
FXには価格の動きを示してくれるグラフが存在します。
そのグラフが秒ごと、分ごと、時間ごとに変動しています。
秒ごと、分ごと、時間ごとに変動しているグラフそのものをチャートといいます。
下図はMetaTrader4(MT4)というチャートになります。
MT4に関してはまた後で詳しく説明しますね。
▼MT4チャート▼
この様なチャートを見て過去の値動きを分析して今後の動きを予想し、トレードすることで利益を上げることができます。
このチャートには”ボリンジャーバンド(黄色線)”というテクニカル指標を表示させています。
このテクニカル指標を活用し、チャート分析をするのです。
「過去の値動きを見て、今後の動きを予測する」
ザックリ言うとそれがチャート分析です。
このチャート分析をしっかりと行なわなくては、今後のFXの値動きを把握することができず、投資しても利益は上げることができません。
しっかりとFXのチャート分析をできていてこそ、FXで利益を上げられる確率を高められる訳ですね。
チャート分析のツールってどんなのがあるの!?
FXのチャート分析では過去の値動きを見て分析していく訳ですが、そこで必須となるのがチャート分析ツールです。
そこでFXのチャート分析ツールをいくつか紹介しておきますね。
証券会社オリジナルのチャートツール(例:DMM FX)
証券会社は大抵オリジナルのチャート分析ツールをリリースしています。
例えば国内のメジャーどころ、DMM FXを例に挙げますと、
「プレミアチャート」
というカスタマイズ性の高いチャート分析ツールを利用できます。
-DMMFX公式HPより-
移動平均線(SMA)、指数平滑移動平均線(EMA)、RSI、MACD、平均足、ボリンジャーバンド、一目均衡表などの様々なテクニカル指標を組み込むことができるのはもちろんのこと、細かい設定が自由自在にでき、自分にあった分析方法を実践することができます。
FXの通貨ペア以外にも各株式市場、金・原油などの商品先物市場のチャートも表示させることができるので、まさに多角的なチャート分析が可能になるといったところですね。
DMMFXは自動売買が利用できませんが、スプレッドもかなり狭いので、裁量トレーダーには人気が高い証券会社です。
かくいう私もバリバリの裁量トレーダー時代はよく利用していました^^
MetaTrader4(MT4)
MetaTrader4(MT4)は、Metaquotes社というロシアの会社がリリースする、非常に多機能で素晴らしいチャート分析ツールです。
世界中で使用されているFXのチャート分析ツールです。
流石多機能だけあって、あらゆる分析が可能です。
▼MetaTrader4のチャート画面▼
国内証券会社では、手動トレードオンリーの所は自動売買ができるMT4は基本的に取り扱っていません。
なので、MT4の取り扱いがない証券会社で取引する場合でも、チャート分析は敢えて多機能なMT4で行う、というスタイルも良く見受けられます。
実際に私もバリバリの裁量トレーダーだった頃はそうしてましたね^^
証券会社の注文画面とMT4を同時に表示させて、トレードを行う方法です。
この様に、裁量トレーダーにも大人気のMT4ですが、真骨頂は、やはり自動売買システムであるExpert Advisor(EA)を導入できる点にあります。
EAのバックテストも行えます。
そこらの機能は今回のテーマである”チャート分析”から外れているので、本記事ではこれ以上掘り下げませんが、MT4のことを詳しく知りたい方は本ブログの”MT4カテゴリ”をご参照ください。
チャート分析って無意味だって意見もあるんだが・・・
たまにネット上でこんな言葉を耳にします。
「チャート分析は無意味」
という言葉です。
ある意味的を得た意見と汲みますが、”無意味”と言いきるには詰めが甘すぎます。
FXのチャート分析を行う上では、正しい方法で過去検証を行い、売買戦略の優位性が証明されてから投資に移ることが大切です。
優位性ある売買戦略は正しいチャート分析の上で成立しているわけですから、チャート分析自体が無意味であるという意見は間違っていますね。
しかし、テキトーなチャート分析が元では確かに”無意味”となります。
正しい検証を土台とし、チャート分析を意味のあるものにできている人は、本当は少ない様な気がします。
深いですねえ~
FX初心者が覚えておくべきチャート分析法6選
FX初心者が覚えておくべき王道のチャート分析法が多く存在します。
今回はその中でも6つに絞って紹介しますね。
移動平均線を使ったトレード
移動平均線を使ったトレードは多くのトレーダーが使用しているチャート分析法です。
チャート分析初心者はまずはこのチャート分析法を覚えることから始めましょう。
シンプルですが、使いようによっては爆発力も生み出せます。
▼トレードの実例については下記記事で紹介していますので良かったらご覧ください▼
ボリンジャーバンドを使ったトレード
こちらのチャート分析法は高確率で価格がバンド内に収まるという現象を利用したものです。
統計学を利用したチャート分析法で、ボリンジャーバンドを利用している人は大変多いです。
自動売買システムのロジックにもよく使用されています。
▼トレードの実例については下記記事で紹介していますので良かったらご覧ください▼
ライントレード
ライントレードとは、グラフの中の高値と高値、安値と安値をラインで結んで、値動きを分析する方法です。
これも大変王道な手法で、効くときは面白いように効きます。
でも効かないことも同じかそれ以上にあるように思えるのは私だけか!(笑)
▼トレードの実例については下記記事で紹介していますので良かったらご覧ください▼
フィボナッチ分析
これは数学者のレオナルド氏が発見した“フィボナッチ数列”を利用したチャート分析です。
主に決済タイミングを計る用途で使う人が多いですね。
▼トレードの実例については下記記事で紹介していますので良かったらご覧ください▼
サポート・レジスタンスを使ったトレード
意識されるであろう支持線(サポートライン)と抵抗線(レジスタンスライン)を引き、分析する方法です。
これもかなりの王道分析法。
多くの信者(?)がいてます(笑)
▼トレードの実例については下記記事で紹介していますので良かったらご覧ください▼
マルチタイムフレーム分析
長期軸チャートと短期軸チャートを利用した分析法です。
「短期の動きは、長期の動きに飲み込まれる」
という法則が元に考えになっており、これもテクニカル分析の基礎ですね。
▼トレードの実例については下記記事で紹介していますので良かったらご覧ください▼
テクニカル指標の数だけトレード手法が存在する!?
「初心者が覚えておくべきFXのチャート分析法」では6つの分析法を紹介してきましたが、実際は王道のチャート分析法はこれだけではありません。
有名なテクニカル指標はまだまだあります。
RSI、MACD、ストキャスティクス、一目均衡表、RCI、パラボリックなど、テクニカル指標ごとにチャート分析法があるのです。
「テクニカル指標の数だけトレード手法が存在する、と言っても過言ではない」
どころか、トレード手法なんて無限に存在する、というのが真なる答えでしょう。
「トレーダーの数だけトレーダー手法は存在する」
とまで言われてますしね・・・
まとめ
今回はFXのチャート分析に関するポイントを5つにまとめて紹介させて頂きました。
FXで利益を上げるにはチャート分析は必須です。
しかし、正しい検証が土台になっていないことには、チャート分析も無意味となってしまうので深く研究する必要があります。
一生懸命分析した先に見出した優位性が、実は幻想に過ぎないものになっていることもよく見かけます。
相場とはとても厳しいものです。
私は、「科学的トレーディング」という理論を提唱しています。
正しい検証によって優位性が証明されている客観的データのみを信用する、という考え方です。
下記の記事で詳しく述べているので読んでみて下さい。
皆様のFXのご健闘をお祈りしております^^
しっかりとチャート分析を行うことで優位性のあるトレードが実現し、稼ぎに直結します。
FXのチャート分析は難しいイメージを持っている人が多いかと思いますが、覚えてしまえば難しいことは一切ありません。
今回はFXのチャートの見方をはじめ、FXのチャート分析に関してポイントを押さえて紹介していきます。