EAファイルをMT4のExpertフォルダに入れる
まず、EAファイルが格納されているフォルダを開きます。
サンプルでは、「ForexOnBeatSystem!」というEAをセットアップします。
画像中、一番上のex4ファイルがEAですので、
そのEAファイルにカーソルを合わせ、右クリック、「コピー」をクリックします。
基本的にEAは「ex4」という拡張子が付いています。
ちょっとややこしい話なのですが、インジケーターやサインツールのファイルも拡張子は同じex4なんです。
EAファイルとインジケーターファイルが並んでいると見分けが付かないことがあるので注意しましょう。
ちなみに上記画像中、フォルダ内1番上のファイル以外はインジケーターとなっています。
EAの種類によっては、これらインジケーターやサインツールのセットアップが必要なものがありますので、それに関しては後ほど別途説明致しますね。
コピーしたEAファイルをMT4にセットアップしていきます。
MT4を開き、上部のメニューの一番左の「ファイル」をクリックし、
「データフォルダを開く」を選択すると、次のウインドウが表示されます。
「MQL4」をダブルクリックし、次に「Expert」をダブルクリックします。
エキスパートのフォルダ中、ファイルが表示されているエリアの何もない部分で右クリック→貼り付けを選択します。
「ForexOnBeatSystem!」が追加されました。
ウインドウを閉じましょう。
EAを正しくフォルダにインストールした後には一度MT4を再起動させないとEAが反映されませんので、一度MT4を閉じて、再度開きます。
これで第1段階は終了です!
稼働するのに指定のインジケーターやサインツールが必要なEAもあります。
私がリリースしているEA、「BigBangProfitSignalEA」は同梱している「BigBangProfitSignal!!インジケーター」もセットアップしないと稼働しない仕様です。
その場合は、下記の手順でインジケーターのセットアップも行います。
要領はEAセッティングとほぼ同じです。
①指定のインジケーター、サインツールをコピー
②MT4メニュー左のファイルから「データフォルダを開く」ダブルクリック
③「MQL4」をダブルクリック
④「Indicators」をダブルクリック
⑤フォルダ中、ファイルが表示されているエリアの何もない部分で右クリック、貼り付けを選択すると、①でコピーしたインジケーター、サインツールのファイルが追加されますので、フォルダは閉じてMT4を再起動し、セットアップ完了です。
EAをチャートにセットする
それでは第2段階です。
EAは、チャートに設定することによって稼働します。
基本的に、
1チャート1EA
です!
なので、同じ口座で複数の違う種類のEAを稼働させたり、同じEAでも多通貨ペアでトレードするものは、EAの個数分のチャート表示が必要であるという事になります。
【例】
ユーロ円15分足とドル円15分足でトレードするEAを稼働させる
→チャートはユーロ円15分足とドル円15分足の合計2チャートを同時表示させ、それぞれのチャートにEAをセットアップする。
次より図解入りでご説明致します。
画像中、矢印のマークをクリックすると通貨ペアを選択し、チャートを追加する操作に入ります。
MT4はここから始まると言っても過言ではないでしょう。
ここはブローカーによって表示が変わるのですが、
画像はFXDDのものを使用していますので、表示の通りになります。
今回はユーロ円を表示させたいと思います。
FXDDは、「Forex」の中にEURJPYがありますのでそちらを選択します。
するとEURJPYの1時間足チャートが表示されました。
次にEAが対応する時間足に設定します。
今回は15分足で稼働する「ForexOnBeatSystem!」を設定しますので、「M15」に切り替えましょう。
ここを間違うとEAが稼働しないか、稼働したとしても間違った時間足でトレードする事になりますので、
時間足の設定は必ずチェックするようにして下さいね!
次に、EAをチャートにセットします。
この時、MT4の左部分に「ナビゲーター」が表示されているかを確認してください。
もしなければ、メニュー上部の「表示」から「ナビケーター」を選択します。
すると、「ナビゲーター」のウインドウが表示されます。
ナビゲーターウインドウの中に、先ほどの手順でEAが正しくインストールされていれば、
上記の様に、「Expertフォルダ」にEA名が表示されています。
今回は「ForexOnBeatSystem!」をセットアップしますので、ForexOnBeatSystem!をチャート上にドラッグ&ドロップで引っ張ってきます。
すると上の画像の様にEA設定用のウインドウが表示されます。
「全般」をクリックしてみましょう。
初期設定では上図の様に「自動売買を許可する」にはチェックが外してあります。
EAを稼働させるにはまずここの「自動売買を許可する」にチェックを入れましょう。
「パラメーターの入力」は各EAのマニュアルに添って設定をして下さいね。
そこばかりは各EAで異なりますので説明は割愛させて頂きます。
「自動売買を許可する」のチェックを入れ、パラメーターの設定に問題がなければ、それ以外はいじる必要はとりあえずありませんので、「OK」をクリックしてください。
(OKを押さずにただウインドウを閉じても設定が反映されませんのでご注意下さい)
すると、上図の様にチャート右上にEA名と顔マークが出現します。
(ForexOnBeatSystem!はEAが正しく設定されている印に左上にコメントが表示され、「#」が並び、挙動を伝える仕様になっておりますが、表示されないEAが殆どだと思います)
さあ、もう少しですよ~
頑張りましょう!
もし、EA名と顔マークが出現した所の顔がプンプンマークになっていたら、
これはEAが稼働していない証拠です。
MT4画面上部の「自動売買」のアイコンが停止マーク(赤色四角)になっていると稼働停止状態になっているので、稼働状態にするには、そのボタンをクリックします。
すると上図の様に、再生マーク(緑色矢印)になります。
先ほどの顔マークはニコニコになったのが確認できればEAのセットアップは正常に行われたという事になります。
お疲れ様でした!
もし単一EAでも複数通貨ペアでEAを稼働させる場合や別EAも稼働させる場合は、上記の手順をくり返し、対応のチャートを作り、EAをセットアップさせていきます。
先程も言いましたが、1チャート1EAです!
ちなみに、上部の「自動売買」のボタンは、複数チャートを設定した時の”一括ON、OFFスイッチ”だと思ってください。
ここをOFFにすると設定している全てのEAの稼働が停止します。
もし、”EAを個別にON、OFFを切り替えたい”のならば、それぞれのEA設定ウインドウに入り、「自動売買を許可する」のチェックを操作すれば良いです。顔マークをクリックすると、EA設定ウインドウに入れます。
「自動売買を許可する」のチェックを外すと顔マークが怒っちゃいますので、それはEAが止まっている証拠となります。分かりやすいですね~
EAをセットしたのに「全然取引しない」、「本当に動いてるの?」等々疑問をもったら、操作履歴を確認しましょう。
セットする時間足、通貨、EA設定等が間違っている場合、エラーが出ていると思います。
エラーが出ている場合、どこかの設定が間違っている可能性があります。
躓いてどうしても進めなくなった際は私の方までお問い合わせくださいませ。
まとめ
「MT4にEAを設置する方法」、いかがでしたか?
図解入りのマニュアルにすると長くなってしまい、見た目大変そうな作業に見えてしまいますが、実際やってみるとそんな事はありません。
慣れてくるとパパっとできるようになりますのでご安心ください。
PCが苦手な方であればこのEAを入れる作業が出来る事によって少しはPC操作に慣れるのかも知れません。
何事もまずはやってみる事ですね!
マニュアル中、不明な点や疑問点があれば下記のアドレスにご連絡下さればサポート致しますので、何なりとお問い合わせ下さいませ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
FX初心者の方で特にPCが苦手な方においては、
「MT4にEA(自動売買ソフト)をセッティングする」
というだけで拒否反応を示す方がいらっしゃいます。
確かにMT4は多機能で全てを使いこなすには多くの知識と経験が必要です。
ですが、全てを覚える必要はありません。
目的に沿って最低限の事をできるようにしておけばいいのです。
とにかく、
「覚えるより慣れよ」
です^^
それでは本題に入っていきます。