僕の情報発信では、
「多様性」
という言葉をよく使いますが、改めてこの多様性というものが何なのかを考えてみたいと思います。
トレードにおいての多様性とは、まさしくポートフォリオのことを指します。
トレード手法というのは、いくら優位性のあるストラテジーであっても、たった一つではとても脆弱なんですね。
トレード手法の優位性というのはいつまで機能するのかは誰にもわからないものです。
ですので、たった1つのトレード手法だけに聖杯を求めることは不可能なんです。
やはり大事なのは、優位性を網目のように張り巡らせる、ということです。
正しい期待値を得たストラテジーをたくさん持ち、優位性の網目を張り巡らせる。
これがFXトレードの極意となります。
そこで、
「優位性の網目」
という言葉をもう少し深堀してみましょう。
相関係数の高い優位性を集めても多様性は実現しない
優位性の網目を張り巡らせるといっても、似通ったトレード手法をたくさん持っているようでは、強固なポートフォリオは組めない訳です。
ストラテジー同士の相性を数値化した、”相関係数”という指標があるのですが、似通ったトレード手法同士だと、相関係数は高くなります。
相関係数が高いストラテジーはいくら数を増やしても意味がなく、ポートフォリオは強くなりません。
そこで大切になってくる考え方が多様性です。
多種多様な優位性を持つストラテジーを数多く所有する。
これが実現すると、強いポートフォリオが完成する訳ですね。
さらにさらに、多様性を深堀しましょう。
世の中の投資種目とは、FXだけではないですね。
株式や先物のトレードや、オプション取引という投資もあります。
FXトレードだけに固執せずに、他の投資種目での優位性を活用できれば、さらにハイクオリティな多様性になりますね。
でも一つ問題がありまして、株式や先物では大きな資金が必要なんですね。
特に先物とかは最低取引枚数がとても大きくて、先物で複数ポートフォリオを組もうと思ったら1000万円単位の資金が必要になったりと、なかなか庶民では手が出しにくい訳です。
FXは小資金で行けますので、取り組みやすいという訳ですね。
最初はFXのみでトレードして、利益を貯め込んで、やがて大きな証拠金でトレードできるようになったら、株式や先物やオプションにも幅を広げる。
複数投資種目を絡めた優位性の網目があると、更に多様性が広がりますね。
我々がリスペクトする偉大なトレーダー、アンドレア・アンガーは、あらゆる投資に取り組み、強固な多様性を確保しています。
彼は先物が一番好きなんですが、先物は大きな資金も必要です。
アンガー氏は億単位のトレード資金を回してる訳ですよ。
やはり世界トップレベルのトレーダーは次元が違いますね~
まずはFXトレードに限定してでもいいので、多様性のクオリティを上げていけばいいですね。
その多様性を追求するにあたっては、やはり自動売買が主軸になるべきだと思っています。
とは言え、自動売買でポートフォリオを組みながらも、その優位性の網目とは別で裁量トレードもやってみるのも、多様性を広げることにはなりますね。
私のコミュニティのメンバーでも、そういう人がいますね。
自動売買EAでポートフォリオを組みながらも裁量トレードもやって利益を上げている方です。
結構稼いでいるみたいですよ。
でも自動売買EAの安定性があれば、裁量トレードも安心だと思うんですね。
やはり投資は一極集中だと怖い訳です。
話は飛躍しますが、人の働き方においても多様性は重要かなと。
特に今はコロナで一極集中型の仕事の仕方が危ないとされてるじゃないですか。
まさしくそうですね。
一つのことしかできないと、その一つのことで稼げなくなったときに困る。
色んな仕事の引き出しを持つことで、人生のポートフォリオは強固なものになります。
やはりトレードに限らず、お金を稼ぐという行為に多様性が必要なんですね。
幅広い意味で、多様性という言葉に重みを感じていくと良いかと思います^^
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