FXでどの程度儲かるかは資金量に左右される
FXでどの程度儲けられるかは、ズバリ資金量によるところであります。
- 大きく儲けたくば大きな資金が必要
- 少資金しかない人は儲けもそれなり
これらの法則はどうあっても揺るぎようのない投資の原理原則です。
しかしこの原理原則をハナから信用しない論調がよく見受けられますが、それはとんでもない勘違いであり、それこそ身を滅ぼす危険な思考です。
まともなトレーダーになりたくば、
「過剰な利益を望んでいないか」
をまず自分に問うことですね。
身の回りの人が
「FXで〇〇万円儲かった!」
とかは一切耳を貸さなくていいです。
彼らの儲け話とは間違ったリスク管理の元で成立していることがほとんどであるからです。
トレーディングとはリスク管理が肝!
「頼むからまともなトレーダーになってくれ!」
と”過剰な儲け話トレーダー”に説教したい(笑)
そうです。
”過剰な儲け話トレーダー”の多くがまともなリスク管理ができていないのです。
トレーディングにおける重要要素の一つに、
「資金管理」
というものがありますが、
「資金管理=リスク管理」
と考えて良いですね。
「行使するトレード戦略において、想定されるリスク(損失)はどの程度のものか」
を正しく割り出した上で、取引数量を決めること(ロットサイジング)が重要です。
多くのトレーダーが正しいロットサイジングの方法を知らないので、訳も分からず儲けすぎた人は自惚れ、そして脳内お花畑状態になっている。
該当するほぼ全ての人たちがそのうち相場の藻屑となり、消えていきます。
リスク管理を徹底すると、原理原則より乖離した大きな利殖はできないのです。
まあ間違ったリスク管理で儲けすぎている人は脳内が侵されているのでその意味は分からないでしょう。
だからこそ、”過剰な儲け話トレーダー”の話は無視しなくてはいけないのです。
FXでどのくらい儲かるかは年利を基準に判断しましょう
年利とは”年間利益”のことですが、そこに常識的な基準を置くことは必須事項です。
巷でよく見かけますね。
- 年利10000%を達成したFXトレード手法の秘密!
- 誰でも10万円を1億円にできます!
などと言った魅惑なコピーが。
こんなのは全て無視しておくことが身のためです。
明らかにリスク取りすぎのアマチュアトレーダーの世界でしかないのですから。
リスク管理が徹底されたプロ投資家としての平均年利を考える
まともなトレーダーとして利益の幅を想定していくには、
「リスク管理が徹底されたプロ投資家としての平均年利」
がいかほどかを考える必要があります。
私はプロ投資家の基準として、”平均年利20〜30%”もあれば十分合格点だと思っています。
逆にそれ以上の水準を望むことはリスクを取りすぎることになるので、利益もコントロールすることが大切だと言うことです。
ギャンブルトレードを辞める勇気
とはいえ、”過剰な儲け話トレーダー”の儲け話は非常に魅力的です。
あたかも、FXは好きなだけ儲けられるんだと錯覚してしまうのも無理はないです。
しかし、その”過剰な儲け話トレーダー”はただのギャンブルトレードの結果でその様な結果を得ていることを認識しなければいけません。
間違ったトレードの価値観を植え付けらている思考の元では、徹底したリスク管理の元で成立しているトレーディングでの利益では物足りないかも知れないのですが、あとで泣きたくないならトレードの価値観を正していく必要があります。
あなたは、圧倒的多数のギャンブルトレーダーの価値観をよそに、ギャンブルトレードを辞める勇気はありますか??
ギャンブルトレーダーが生まれてしまう理由
何故に多くのギャンブルトレーダーが生まれてしまうのか。
そこには決定的な”理由”があります。
彼らは、
「正しい検証の元でリスクとリワードを割り出す術を持っていないから」
です。
正しいロットサイジングを行うには、行使するトレード手法において、どの程度のリスクがあって、リワードがあるのかを適切に知ることが必須です。
しかし、適切に検証する術を持たないならどの程度のリスクが潜んでいるのかが分からない状況だと言えます。
正しい検証の術を知らない裁量トレーダー達の現実
ギャンブルトレーダーが多くを占める現状は、「正しい検証」の術を持たない裁量トレーダーが多いという現実を表していると言えましょう。
FXに取り組んでいる人々の割合を見ると、裁量トレーダーが多くを占めます。
裁量トレードとは、相場観を駆使してトレードを行う手法です。
感覚的なものが判断基準となることが主なので、リスクリワードを正しく検証できないという致命的なデメリットが介在していることが多いです。
中には裁量トレードでも正しい検証に近い形が実現できていることもあると思うので、
「裁量トレードでは正しい検証ができない」
と言い切ることはしませんが、それでも自分の行使する戦略を正しく検証できている裁量トレーダーの割合はごく少ない現実は否定できないでしょう。
正しい検証ができていない上でのロットサイジングを続けることは、
「車で市街地を毎日100キロのスピードで走行すること」
と同じです。
市街地を常に100キロで走行していたら、安全運転で走るよりも圧倒的に早く目的地に着きます。
しかし、時間の問題で警察に捕まったり、事故を起こしてしまいます。
「市街地を100キロで走行する」
とは、とてもリスクが高い行為なのです。
正しい検証の術を持たない裁量トレーダーは、知らず知らずに市街地を尋常ではない猛スピートで飛ばしまくっているのと同じです。
車にはスピードメーターが付いているし、”制限速度”という基準が付いているからわかりやすく自制しやすいのですが、トレードにおいてはまさに”自由”ですから、正しい価値観を持っていないことには自制しにくいのがポイントです。
「直近でうまくいっているから」
という理由に危険ロットを張りまくったトレードでリスクを取りすぎている人々がとても多い現実。
このことをしっかり頭に入れておく必要があります。
バカッター達のおめでたいトレード事情
Twitter界隈ではFXトレーダー達のトレード談義で盛り上がっているのを散見しますが、それはそれは、ど素人のギャンブルトレーダーばかりが目立ちますね。
Twitterで”たくさん儲けた発言”している方々の言っていることは嘘でもなさそうではありますが、まさしくおめでたいギャンブルトレードで喜んでいるとしか思えないのです。
ちょっと大きく動いたくらいで”退場”とか片腹痛い
相場の変遷を見ると、超短期で大きく動く”フラッシュクラッシュ”というものが度々起こります。
記憶に新しいところで、2019年1月3日の為替相場の暴落ですね。
年明け直後の1月3日午前7時過ぎ、ドル円は108円を割り込み、一気に104円台後半へと突入しました。
ドル円で一気に400PIPSとか動いた訳ですが、このフラッシュクラッシュによりTwitter界隈では退場を余儀なくされたトレーダーが多かったみたいですね。
何人ものTwitterトレーダーがFX実況中継を終了した模様。
リスク管理ができていないトレーダーがいかに多いかという事です。
でも、たった一発の瞬間的暴落で何千万円のロスカットとか、ちょっと笑えないですよね(^^;)
相場は手厳しいです。
とは言え。
徹底したリスク管理の元であれば、当該規模のフラッシュクラッシュが起こったとしても、一発で大損失を被ることはまずありません。
正しい検証ができていない土台の元で過剰ロットを張っているから、ちょっと大きく動いたくらいで退場させられるのです。
そんなことでは、プロの投資家は務まらない訳です。
まとめ
「FXってどのくらい儲かるの?」
についての記事、いかがだったでしょうか??
FXトレードでは大きくレバレッジを利かせることができるため、無理をすれば小資金でも大きく稼ぐことも可能ですが、稼ぎも一時的なものになってしまえば元も子もありません。
リスク管理が徹底されたトレード戦略では皆さんが安易に期待する様なパフォーマンスは得られないのです。
全てはトレードの原理原則に則った”儲けの範囲”を理解しておく所から始まります。
まともなトレーダーになりたくば、リスク管理が破綻しているトレーダーが自慢げに話す”儲け話”は一切無視することをお勧めいたします。
「FXってどのくらい儲かるの?」
とはFX初心者であれば当然よぎる疑問です。
ここの基準はFXトレーダーにとって明暗を分けるほどの大事な基準となります。
しかし悲しいことに真っ当な基準でトレードを継続できている人が本当に少ないと見受けられます。
そのことを踏まえ、この記事は自分はFX初心者とは思っていない方も十分対象になり得ますので、FXトレードの経験年数問わずで見て頂きたいですね。
それでは詳しく見ていきましょう!